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2019-07-14

【イラスト練習】毎日描こう!1日1絵とアナログ制作のすすめ

もっと背伸びしない素敵な絵が描きたい!ゆるイラストを向上させる練習に、毎日絵を描くというのはとても有効です。

今回は最近始めてとても良かった「1日1絵」の効果とそれにオススメなアナログイラストの画材のご紹介をいたします。

 

私が1日1絵をはじめたわけ

いわゆる「手書き風イラスト」や「ゆるイラスト」は一見誰でも描けそうな感じに見えて「わざわざ練習なんてする必要ないんじゃないの?」と思う方もいらっしゃるとおもいます。

しかしイラスト制作において反復練習・トレーニングはとっても大切。

常に安定したブレない絵(つねに同じデフォルメ・同じ頭身・同じ顔のバランス)を制作するためには枚数をこなすということがとっても重要になってくるんです。

私は性格上きっちり描いてしまうクセがあり、もう少し肩の力が抜けた線が描けたらなぁ…と常々思っていました。

そこで「できるだけ1日1枚なにか絵を描く」というルールをやんわりつくって、のびのびと描く練習を始めたのです。

 

毎日描くなら1日1絵

毎日イラスト…なんて難しそう!と思っちゃうかもしれませんが大丈夫。とにかく自分の思う楽しいゆる〜い絵を何かしら毎日描けばいいんです。イメージでいうとそう、絵日記を描くような感じ。

今日あったことやイラスト化しておきたいことを写真にパチリ!とおさめるような感覚でイラストを描き始めました。

ちょうどその時に始めたのがInstagram。これを機に「#1日1絵」のタグをつけて1日1枚イラストを描くことにしました。

ほぼ毎日何かしら描いていると「自分のちょうどいい線の具合」や「色の具合」が見えてきます。

それにInstagramだとイラストだけが整然と並ぶので、自分の描くイラストの雰囲気を客観的に見ることができて自己分析にも便利。WordPressなどでイラストサイトを運営している方はInstagramをそのままプラグインで埋め込めばスケッチ帳として公開することもできます。

また、自分の絵が並んでいくことで、すぐ飽きて下がりがちなモチベーションを一定に保てる…というのもInstagramを始めた大きな利点でした。

 

とりあえず練習したい…という方はアナログ制作がおすすめ

イラストを公開するほどじゃないけど毎日何かしら描いて練習したい!という方にはアナログイラストでの練習がおすすめ。

アナログ練習はデジタルと違って修正がむずかしく、またデジタルで多用する反転などが出来ないためより緊張感をもって描くことができる。ここが大きなポイントです。

さて、ここからは手軽に描いてたのしい画材のお話。

私がアナログイラストで使用しているのは「万年筆」と「コピック」です。

万年筆という筆記具は馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、コピックはこのブログを読むイラスト好きさんなら昔買ったものが引き出しの奥に眠ってる…という方が多いのではないでしょうか。

一見へんてこな組み合わせのこのふたつ、実はアナログのゆるイラストにとっても最適な画材なのです。

 

実は万年筆はコピックが滲まない

これはアナログイラストを描くにあたって、画材探しをしていた時に知りました。

コピックは定義としては油性のアルコールマーカーになります。一方万年筆のインクは一般的には水性のものがほとんどです。

不思議な組み合わせですが万年筆とコピックは意外にも好相性なんです!

 

おすすめ入門万年筆とその書き味は?

私が持っている万年筆は「kakuno M(中字)」と「cocoon」。どちらもPILOT社から出ている入門者むけの万年筆です。

現在はkakunoにはブルーブラックのインキを、cocoonにブラックインキをいれています。

書き味としてはkakunoよりはcocoonの方が固め。これはkakunoは中字タイプのものを選んだからかもしれません。

私はこのkakunoの軽くてスリスリ書ける感じが好きですが、ペン先が乾きやすいのがちょっと難点。

コピックとの相性を調べるため、万年筆の線をよく乾かしてから薄めのコピックをのせてみました。

カラーは左からレモンイエロー(Y00)ブルー(B32)ピンク(R20)です。

レモンイエローは少しブルーがのびていますが、それ以外は全く滲んでいません。

ミリペンなどと違って万年筆は独特の透明感やインク溜まりができるので、よりアナログらしい質感のイラストに仕上がります。

kakunoの少し太めのラインとブルーブラックの色合い、そしてコピックのかわいい色がとてもよく馴染みますね!

 

1日1絵を始めてからの変化

私は1日1枚イラストを描き続けてもうすぐ1ヶ月になりますが、イラストの線が力が抜けたいきいきしたものに変わってきました。

そして何より、ラフを制作してからのペン入れのスピードが格段にあがりました。おかげで普段のイラスト制作の作業効率もかなり良くなってきています。

おそらく、毎日のペン入れやアナログ制作で描き直し・線の引き直しをする回数が減ったからだと思います。

また、アナログで描いたイラストは切り取ってカードにしたり、お部屋に飾ったりと毎日が楽しい!

自分の描いたイラストたちが生活を彩ってくれているのを実感しています。

素敵なイラストを1日、1枚。

ぜひみなさんも試してみてくださいね!

 

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