モクモクギルド第三課題に参加しました!
イラストレーターの常盤クニオさん、はまべろこさん、あだちゆうさんが主催する企画「モクモクギルド」の第三課題に参加いたしました!
この企画はイラストレーターとデザイナーがスキルアップ・ステップアップすることを目的に、「仮想の実践依頼」に取り組んでポートフォリオを充実させよう!というクエスト企画です。
過去の課題参加についてはこちらからどうぞ。
第三課題は『イベントチラシを一新せよ!』。観光所から依頼を受け、シニア向けのイベントチラシ兼スタンプラリー台紙を制作するという課題です。
今回も楽しく制作させていただきましたので、その内容や制作ポイントを記録しておきます。
クエスト#3・ご依頼内容
今回の依頼内容は以下のような内容でした。
- 標高920メートルの「モクモク山」を登る登山ラリーのチラシ兼スタンプラリー台紙の制作。
- 「ナチュラル」「おしゃれ」な感じと、イベント感がある「マルシェぽさ」が出るように。
- おしゃれな登山服を着たシニアの男女を登場させる(登山服はカラフルかつ落ち着いたデザインに)。
- ニッコウキスゲの花やうさぎやリスなどが入っていると嬉しい。
ターゲットは中高年、スタンプラリーを通した観光体験に焦点を当てたイベントチラシです。
サイズはA4を二つ折りにしたA5サイズ。イラスト制作は表紙イラスト75×50mm(人物2名)・中面背景イラスト210×297mm(山)・人物カット75×50mm・その他カット45×45mm程度を複数制作します。
今回はとってもボリューミーな内容!俄然やる気が出てきます!
提出イラスト
ご依頼の内容をもとに、以下のようなイラストを制作いたしました。
制作で意識した部分は以下の3点。
- シニアでありながら、ハツラツとした若々しいイメージ
- 観光体験を彩る手書き感のあるイラストタッチ
- 思わず探してみたくなる、リアルな植物や動物たち
今回は中高年向けのチラシではありますが、いわゆる「お年寄り」のイメージではなくハツラツとした魅力的なシニア像を意識しました。
シニアの方々が主役になれる、楽しいイラストを手書き感のあるイラストタッチで表現しています。
女性はカラフルな登山ウェアでオシャレに登山を楽しむイメージを。男性は落ち着いた色味のなかにデジタル一眼などのモチーフを取り入れ、こだわりあるシニア像を演出しています。
また、植物や動物は人物のイラストタッチに合わせながら、できる限りリアルなイラストをめざしました。
チラシを見ながら「あった!」と見つけて楽しんでもらえるようなイラストに仕上げています。
たくさんコラボさせていただきました!
今回もデザイナーさんにお声かけしてコラボさせていただきました!
こちらはグラフィックデザイナーのカッコーさんとコラボさせていただいたチラシデザイン。表紙の緑がとても爽やかなデザインです!
カッコーさんがデザインされたスタンプとも調和した、楽しいスタンプラリー台紙に仕上がりました。
こちらはデザイナーのコバヤシミサキさんとコラボさせていただいたチラシデザイン。タイトルのカラフルでスッキリとしたデザインに一目惚れしてお声かけさせていただきました。
イラストの色合いともよく合いながら、ナチュラルでオシャレなチラシになっております。ゴールがとてもかわいい!
こちらは第一課題でもコラボさせていただいたyamさんとのチラシデザインです。とってもナチュラルな仕上がりになっています。
yamさんのやわらかいあしらいでイラストもよりキュートな印象になっております。モックアップも素敵!
こちらは第二課題でもコラボさせていただいた、デザイナー/イラストレーターの安藤理絵さんとのチラシデザインです。全体的にパキッとした色味のデザインでしたので、背景の山イラストも色味を調整してお渡しさせていただきました。
とても見やすく明るいデザインに、イラストが映えてハツラツとした元気な印象になりました。
今回は過去最多の4名の方とコラボさせていただくことが出来ました。
どれもとても素晴らしいデザインとのコラボで大変光栄です、どうもありがとうございます!
モクモクギルド、各課題をふりかえって
こうして無事に、モクモクギルド全課題を完走することができました!最初は全て参加できるかどうか不安だったのですが、いざチャレンジしてみると発見も多く、沢山のイラストレーター・デザイナーさんのアプローチを拝見できる大変すばらしい参加企画でした。
各課題とても勉強になったのですが、全てに通じるもっとも大きな発見だったのは「どんな媒体も、イラストだけで完成するわけではない」ということ。当たり前のことだけど、それを実感してからイラスト制作が大きく変わりました。
イラストは部品です。デザインによって印象が大きく変化します。そのなかで、どのようなデザインになるかをイメージしながら制作するのと、ただやみくもに描くのでは大きく違ってくるのだと感じました。
イラスト制作の際には描きたくなる手を一度止めて、誰にむけて、誰とともに作っていくのかを見渡してみることが大事なのだなと思います。
おわりに
今回の企画はイラストレーター・デザイナーのスキルアップとレベルアップが目的でした。この夏でたしかに大きく成長できたような気がします!
そして何より、自分からデザイナーさんにお声かけして一緒につくっていくというとても貴重な経験ができました。
今までにないイラストタッチや試してみたい分野へのチャレンジもできましたので、これをきっかけによりよいイラスト制作に励みたい!と思っています。
改めて、企画・運営をしてくださった常盤クニオさん、はまべろこさん、あだちゆうさん、お疲れ様でした!本当にありがとうございました!
肩こり腰痛と日夜たたかうマンガ家・イラストレーター。 小学生男児とオットと3人暮らし。イラストツールや健康系ライフハックなど、自分のメモも兼ねたブログでみなさんのお役に立てたら嬉しいです。